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ウイルス分離・抗体検査依頼について

医療関係者の方々へ

 ウイルスセンターでは各医療機関の依頼に応じて、ウイルス分離および血清中の抗体価の測定を行っています。

分離できるウイルスについて

ウイルスセンターでは、 マイクロプレート法を用いたウイルス分離 にて、下記のウイルスを分離・同定しております。

オルソミキソウイルス科 インフルエンザウイルス (A型、B型、C型)
パラミキソウイルス科 パラインフルエンザウイルス( 1〜4型)、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、麻疹ウイルス、Mumpsウイルス
ピコルナウイルス科 エンテロウイルス属、ライノウイルス属
コロナウイルス科 ヒトコロナウイルス 229E
ヘルペスウイルス科 単純ヘルペスウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルス
アデノウイルス科 アデノウイルス

ウイルス分離・検体提出方法について (初めての方へ)

 ウイルス分離を希望される方は、ウイルスセンターに連絡後、下記の要領にて検体を採取し、提出してください。

輸送培地 :検体を採取する際に使用する培地について

検体を採取する際に使用する培地について当ウイルスセンターでは、ウイルス分離に独自のウイルス分離専用輸送培地を用いています。これは、一般に市販されておりません。(ただし輸送培地が間に合わない場合には、滅菌した−PBSや滅菌生理的食塩水を使用してくださっても結構です。)

当センターでお配りしているウイルス輸送培地は、ピンクの透明な液体で緑色のキャップの容器に3ml入っています。

検体採取前に、培地が濁っていないことを確認して下さい。

なんらかの原因にて微生物が混入してしまった場合、濁ったり、浮遊物が観察されることがありますので、そのようなウイルス輸送培地は、使用しないでください。

検体採取に際してウイルス輸送培地が必要な場合は、下記に御連絡ください

また、輸送培地が間に合わない場合には、滅菌した−PBSや滅菌生食を使用してください。

検体情報

検体提出時には、以下の情報を明記して下さい。

a.検体

検体の取り違いを防ぐ目的として、必ず容器に記載して下さい。

  1. 医療機関名
  2. 患者名もしくは患者ID
  3. 検体採取日

b.検体情報

検体採取した患者について、下記の項目を用紙に記入、もしくは Micorsoft Excel ファイルに入力し、検体とともに提出して下さい(できれば後者が望ましい)。

その際、検体が破損し液体成分がこぼれても良いように、保護して下さい。

  1. 医療機関名
  2. 診療科
  3. 患者名もしくは患者ID
  4. 年齢
  5. 生年月日
  6. 性別
  7. 検体採取日
  8. 検体種類
  9. 臨床診断

検体採取方法(検体別)

鼻腔拭い液

患部を、滅菌綿棒で拭います。その綿棒を、ウイルス輸送培地にいれ、良く撹拌して下さい。最後に、液体成分を絞り出すようにして、綿棒は輸送培地容器に入れずに廃棄して下さい。 (実際の検体採取方法は、成書を参考にして下さい。)

鼻腔吸引液

吸引した分泌物を、約2ml輸送培地に入れて下さい。検体の粘稠度が高い場合は、よく撹拌し、検体が輸送培地のそこに沈むようにして下さい。

便

輸送培地に入れてください。

髄液

採取した髄液は、滅菌スピッツにそのまま入れてください。できれば最低1mlは入れてください(少量の場合はご相談ください)。

尿

尿は、滅菌スピッツにそのまま入れてください。最低でも1mlは、必要です。

病巣組織

事前にご連絡ください。

※検体採集後は、栓をしっかり閉め、周囲をパラフィルム等でパッキングしてください。

検体採取後保存方法

 検体採集後、ウイルスの活性が落ちる前に、速やかにウイルス分離を行うことが理想です。しかし、種々の事情でそれが困難な場合も考えられます。

検体採取から搬送まで数日を要する場合

凍らせずに冷蔵庫内などで保存し、4℃程度に保つようにして下さい。

※凍結保存すると、凍結融解の際にウイルス活性が低下してしまいます。

検体採取から搬送までの一週間以上かかる場合

超低温フリーザー(-60℃〜-80℃)あるいはドライアイスで冷凍保存してください。 −20℃での凍結保存はおやめください。

検体輸送方法

検体中のウイルス活性を下げないように、冷蔵状態を保つようにして下さい。

輸送の際には、上記の保冷剤をいれた発泡スチロール容器に入れ、 輸送中の振動で検体が破損しないように、緩衝材などを用いて検体をしっかり保護して下さい。

※蓋をパラフィルム等でしっかりパッキングするのを忘れないようにしてください。 また、横に寝かせないようにしてください。緑キャップ容器は安価なため密閉性が劣るためです。

検体の蓋をパラフィルム等でしっかりパッキングするのを忘れないようにしてください。 保冷剤をいれた発泡スチロール容器に入れ、輸送中の振動で検体が破損しないように、緩衝材などを用いて検体をしっかり保護して下さい。

血清中抗体価測定

血清中の各種病原体に対する抗体価を測定しています。

測定項目について

ウイルスセンターでは、下記の血清中抗体価を測定しています。

検査区分

「○」:通常行っている検査です。 「 * 」:通常行っていない検査です。要相談

抗体検査項目名 方法 検査区分
インフルエンザウイルス A 型( H1N1) HI   CF
インフルエンザウイルス A 型( H3N2) HI   CF
インフルエンザウイルス B 型 HI   CF
パラインフルエンザウイルス 1 型 HI
パラインフルエンザウイルス 2 型 HI
パラインフルエンザウイルス 3 型 HI
パラインフルエンザウイルス 4 型 HI
ムンプスウイルス HI
麻疹ウイルス PA
風疹ウイルス HI
HTLV-1 PA
トキソプラズマ LA

単純ヘルペスウイルス CF *
水痘.帯状ヘルペスウイルス CF *
サイトメガロウイルス CF *
サイトメガロウイルス  IgM IF *

検査方法

HI :赤血球凝集抑制反応、CF:補体結合反応、IF:免疫蛍光法(蛍光抗体法)、PA:粒子凝集反応、LA:ラテックス凝集反応

血清抗体価測定・検体提出方法について

依頼される方は、まず下記までご相談ください

一検体当たり、 0.5ml にて検査できます。

ペア血清にて抗体価の上昇を確認するため、急性期および回復期の血清が必要となります。

お問合せ先

依頼される方は、まず下記までご相談ください。

仙台医療センター・ウイルスセンター

〒983-8520 宮城県仙台市宮城野区宮城野2丁目8-8
独立行政法人国立病院機構仙台医療センター内
直通電話:022-293-1173  ファックス:022-293-1173   電子メール:vrs.center@snh.go.jp